「微好気反応汚泥消化システム」(特許 第 4017657 号)
世界的にさまざまな環境問題が深刻な問題になっているなか、排水処理施設から排出される余剰汚泥は、産業廃棄物の約半数を占めているといわれ、最終処分場での埋め立てや、汚泥焼却施設での処分がほとんどです。その為、その減容化対策が急務となっています。
弊社では、すでに発生している余剰汚泥を新たにエネルギーを使い処理するのではなく、
余剰汚泥の発生しない処理システムを独自に実験研究開発を行ってまいりました。
この度、有機含有排水を効果的に処理できると共に、余剰汚泥をほとんど発生させない
「微好気反応汚泥消化システム」を開発し、実証施設に於いて良好な結果が得られています。
本システムにより排水処理施設からの余剰汚泥の発生を大幅に削減させて、「汚泥処理コストの削減」「電気エネルギーの削減」「水質の向上」「CO2削減」等のさまざまな有益性を提供でき、環境保全にも貢献できると考えております。
件名 | (JRA)日本中央競馬会 美浦トレーニングセンター (茨城県) |
導入年月 | 平成18年12月(平成19年 2月より微好気システム運転開始) |
営業開始 | 1978年(昭和53年) 施工:西原環境エンジニアリング |
処理方式 | 活性汚泥処理方式 |
処理水量 | 4000m3/日 |
汚泥成分 | 有機性余剰汚泥 約50% |
無機性汚泥(砂・藁・馬毛) 約50% |
汚泥発生量 | 2815m3/年 |
脱水ケーキ処分量 | 485t/年 |